20歳短大生S子さんの、嫉妬心の強い男に辟易しているという体験談。

「とにかくものすごい嫉妬深いんです。つきあい初めの頃は、〝私のこと心配してくれて…。愛情深いのね〟って好意的に捉えられたんだけど、今はもう、彼のその嫉妬深さにただ呆れるばかり…。

昔の彼氏に嫉妬したのが最初。人気のスポットに行ったときです。以前も来たことがあったから、〝ここのアイスがおいしいんだよ!行ってみない?〟と彼を先導して向かったら、途端に不機嫌…。

〝どうしたの?〟って聞いたら、〝ここ、前に男と来たんだろ?考えたら気分悪くなっちゃって〟って。確かに元カレとも来たけど、その他にも大勢いたので、〝彼氏とじゃないよ。友だちとだよ?〟と言ったら、〝オレはS子もオレも初めて!って場所に来て一緒に感動を味わいたかったからさ〟って…。なんて純粋な人なんだろう!ってそのときは感動さえしちゃったんですよ。

次は、私の父親。サークルの会議が長引き、帰りがいつもより遅くなってしまったので、父に駅まで迎えに来てもらったんですよね。そのとき、彼から電話があって…。いつもなら帰宅している時間だから、〝あれ、外なの?今どこにいるの?〟って〝自宅の最寄り駅だよ〟って答えたときに、父が、〝彼氏か?〟って聞いてきたんです。その声が彼に聞こえたのね。〝今、男の声がした!〟って。〝パパだよ。電話代わる?〟と言ったら、〝そんなの信じない!男だろう!〟って決めつけてうるさくてしょうがないの。父親も呆れていました。

次は仲の良い女友だち。ひとり暮らしをしてるので泊まりに行ったんです。嫉妬深い彼に辟易してたから、私より経験豊富な彼女にいろいろ相談してみようと思ったのね…。案の定。彼から電話がかかってきて、〝自宅じゃないだろ?今どこ?〟と言うので、〝男じゃないよ。女友だちだよ。私がいろいろモノ知らずだからさ…。教えてもらおうと思って…〟

いろいろモノ知らずだから、教えてもらう…。このフレーズが彼にとってダメだったみたい。そっち方向、…つまりセクシャルな方向に、妄想が向いちゃったのね…。男じゃなくても、女でもダメなのかぁ…!と呆れちゃいました。〝そんなのダメだ!今すぐオレが迎えに行く!〟とすごい剣幕…。彼女は、〝いや〜、話には聞いてたけど想像以上だね。別れた方がいいんじゃない〟と言っていました…。私も少し、そう思います。でも、ちゃんと別れられるのかな…。なんか不安」。

そうですね…。そこまで嫉妬深い場合、別れを切り出して、それに対し、納得してくれるかどうか不安が残るところですよね。

しかし、その嫉妬深さ…。限度を超えてるわね。なんか昔、イヤなことでもあったのかしら?もともとそういうキャラの人?それか、もしかしたら、あなたが彼を不安に陥れるような行動や言動を気づかずしてたのかもしれないし。

あなたの周囲の人まで次々に呆れさせているという彼。考えてみて。彼のいいところ、美点、この先一緒にいて楽しめるかどうか。その上で、別れたいと思うなら、別れた方がいいのかもしれません。スッキリ別れるためには、彼のあなたへの一方的な妄想を断ち切るような、一発で幻滅されるような振る舞いをすることをオススメします。おならをするとか、げっぷをするとか、鼻毛を出しておくとか。…いやいや冗談じゃなくてね!

…これがね。難しいのよね。恋人を振るとき、〝彼の思い出の中にキレイに残りたい〟とか考えてしまう人が多いのよ。それって単なるご都合主義だからね!きちんと別れたいと思ったら、完膚無きまでに自分の存在を〝とことん残念〟にすることが大事よ!