27歳、五年間勤めていた商社を辞めて、今は自宅のそばのパン屋でアルバイトをしているというR絵さんの体験談。

「変な男にばかり、ひっかかってしまうのです。記憶にあるいちばん最初に出会った変な男。小学6年生のときです。修学旅行の恋バナで、好きな男子の名前を全員言わされたんです。私が好きだった男の子は、クラスの人気もの。地味な私なんか、相手にしないと思ってたのに、両思いだと知らされて…。中学に行っても当然つきあうものとウキウキしていたら、卒業式の日、〝ごめんね。罰ゲームだったんだ〟って言われて…。呆然としました。周囲でクスクス笑ってたクラスメイトの顔が忘れられません。

男なんかもう絶対信じない!と思っていたけど、また恋に堕ちてしまった…。高校生のとき。バイト先のちょっと不良っぽい感じの先輩。勇気を出して告白したら、「いいよ。つきあおう」って。ひとり暮らししてるって家に呼ばれて遊びに行ってベルを鳴らしたら、〝どうぞ、入って〟と彼の声がするので中に入ったら、…真っ暗闇。数人の男性がいる気配があって、クスクス笑いが聞こえた。騙された!襲われる!って思って慌てて逃げ帰ってきました。

もう恋なんか絶対にしない、と思ったのに、向こうから告白されて、つきあったのがバイトの店長。借金まみれで、いつも、〝お金がない…〟と言うので、デート代はいつも私持ち。実は他のバイトの子にも手を出していて、その子とのデートのときにはいつも驕りだったって聞いて、遊ばれてるって気づいて別れた。

極めつけは、今の男。…男は懲り懲りだって思っているのに、やっぱり寂しいんですよね。言い寄られると断れない。今の男は、昔の彼女の話ばかり言ってくる。どんなにいい女だったか、美人だったか、スタイルがよかったか。じゃ、その女と別れなければよかったじゃん?と言うと、〝オレの方が振られたんだから、しょうがないだろ!〟と怒鳴り出す始末。

私はその女性の身代わりらしいです。ときには、その女性の写真を見ながら、私を抱いたりします。私は誰?って、どんどん自分を見失ってしまいそうになる…。でも、これで別れたら次に会う男はもっと変な男の気がして、それかもう一生男に縁がないかも?って思うと滅茶苦茶怖くて…、別れられない」。

あなたは、とことん自分に自信がなくて、自己評価が低いのね。たぶん、変な男にばかり遭ってしまうのは、そのせいだと思うわ。

自分に自信を持つこと!男なんか信じない!と思ったのよね。そうよ、信じちゃダメ。男なんかいなくたって生きていけるの。それより、女友だちとのつきあいをよっぽど大事にしなさい。

自分を磨くの。自分を豊かにするの。しばらく、男ナシで生活するの。男がいないってことも忘れて…。べつに男がいなくったって、ダメな女じゃないのよ?ダメな男とつかい方が自分をよっぽどダメにしてしまう。

落ち着いて、ひとりの時間、友人との時間を純粋に楽しめるようになったら、…忘れた頃に、きっと現れるものなのよ。あなたにピッタリのステキな彼氏って。