二人の子どもを持つ専業主婦。Eさんの体験談。

「当時、他につきあっている人がいたのに、ぐいぐい押し切られてつきあうことになって、妊娠しちゃって…。なかば略奪愛みたいな感じで、今のパパと結婚したんです。押し切られてしまったのには当然自分の弱さもあったと思うけど、いまさらだけど、ものすごく後悔しています…。結婚したこと…。

というのは、彼、女癖がヒジョーに悪くて。私の妊娠が分かる前に、彼の友人たちが、私に、「アイツ、女癖悪いから気をつけな。遊ぶのはいいけど、本気になるなよ」って助言してくれようとしてたみたいなんです。それを、パパが、〝アイツに余計なこと吹き込むな〟って牽制してたみたい…。

子どもができちゃったら、もう、後戻りできないじゃないですか。その子どもの人生には、ふたりできちんと責任を持たないといけないんだから…。子どもができるようなことをする前に、彼の友人が私に教えてくれてたら、子どもができないよう、気をつけることもできたのに…。子どもができてなかったら、きっと結婚してなかったと思うんです。…ていうか、そんなに女癖が悪いって知ってたら。「しつこく言い寄られても、これ以上会うのはよそう!」とスッパリ関係を断ち切ることもできたと思う…!

パパのダメなとこはそれだけじゃないんです。女癖が悪い癖に、異様に嫉妬深くてね。

通っている歯医者の担当医師がちょっとイケメンなの。で、私、「○○先生ってイケメン俳優の○○に似てて、超カッコイイの!」なんてうっかり口に出しちゃったんですね。そしたら、たちまち不機嫌になって。「おまえは、子どもがいて、結婚もしているくせに、男に色目つかってんのか。尻軽女め!」なんて怒鳴ったの。色目って…。飛躍しすぎなんだってば!

イケメン俳優の○○がテレビに出てるときも、不機嫌。子どもに、「パパの方がカッコイイよな!」なんて無理矢理言わせてるの。バカみたい。

女遊びは相変わらずです。スーツのポケットにキャバクラの名刺が入っているなんて日常茶飯事。手書きのメアドなんかが書いてあるときは、絶対、そこにメールして、個人的に会っているはずだから…。

なんで、そんなに女遊びが派手なくせに、私には異様に嫉妬深いのでしょう?ワケがわかりません…。もう真剣に別れたい…」。

ずいぶん困った旦那様で、ご苦労が多そうですね…。

浮気する男っていうのは、たいてい嫉妬深いもの、って相場が決まっているのよ。それは、ある意味自業自得とでも言うべきコトで…、つまり、自分がしていることは他の人もするだろう、するに違いない、と思ってしまっているの。
いろんな女の人に手を出したがるのは、誰に対しても、「本当に自分が愛されているという実感」が皆無だからでしょうね。

押し切られて結婚して、子どもために、二人で責任を持つ、と言っていたけれど、もう限界なのかしらね。ひとりでもお子さん、育てていく自信があるの?

いろんな女の人に手を出したご主人だけど、結婚したいとまで思ったのって、あなただけだったのよね、きっと。成り行きで。できちゃった婚で結婚したんじゃないと思うわ。略奪してでも、あなたのことが欲しかったのでしょう。「別れる」って切り出したら、絶対に応じないと思うわ…。ご主人は。

私が、あなたにして欲しいこと、あなたならできるんじゃないか、と思うことは、ご主人に「自分が必要とされている実感」を得させることだと思うのよ…。女遊びも、嫉妬深さも、それが理由だと、私には思えるので…。

そのように、ひとつ考えを改めてみませんか?