26歳、営業職のR子さんの体験談。

「〝アンタみたいな太い女が好きっていう、奇特なデブ専のイケメンの先輩がいるんだけど、会ってみる?〟

職場の同僚に言われ、超ムカついたけど、イケメンってコトバに心惹かれ、会ってみることに。それがね…!国民的アイドルグループのSくん似のイケメン!彼も私のこと、気に入ってくれたみたいで…。

その少し前に、モデル志望の彼氏(イケメン!)に振られたばかりで傷心だったんです。だから、この恋にすっかり夢中になりました!

つきあい始めの頃、〝オレ、実は婚約者がいるんだけど、そういう男でもいい?〟って聞かれ、〝私も彼氏いるけど、気にしないですよ〜〟とか見栄張って答えました。べつに婚約者いてもデートできるなら関係ないし、と思って。

でも、数ヶ月後、唐突に、〝もう会うのはやめよう〟と言われ、〝なんでなんで? 〟と詰め寄ったけど、彼の決心は固く…、あっさり振られてしまったんです。

しばらく憔悴の日々がつづきました…。一年くらい経って、その彼から連絡があったんですよね!…で、会いました!

〝今、彼氏いるの?〟って聞かれ、〝え〜、いるような、いないような…〟とか、また見栄張っちゃって。実際はいないんですけど。〝○○さん(彼の名)は?〟と言ったら、〝う〜ん、まだ婚約中…〟〝じゃ、気が向いたら、また会いましょ〟って、その日は別れたんです。

こちらからは連絡しないつもりでした。のぼせあがって捨てられるパターンはもう懲り懲りだったし…。

で後日、また、彼から電話がありました。その日は外出予定で、〝今から友だちに会うの。また、そのうち会いましょう〟と言ったら、〝いや、オレは婚約者いるから〟とか言うの。〝じゃあ婚約者の方と仲良くなさってくださいね〟と言い、電話切ったんです。内心なんなんだ〜、とか思いながら。

出かけようとしたら、知らないアドレスからメール受信してて。メール開けたら<死になさい>って…。そのあと、<死になさい>のメッセージが立て続けに五回。もしや…、と彼に電話して、〝メールくれた?〟と言ったら、〝え。知らない…〟とかあきらかに様子おかしいいんで、絶対コイツだ!と確信。「ふ〜ん。違うんだ…。じゃね」と電話切ったら、またメール着信して。今度は <殺しに行くよ>のメッセージ…! ホントに来たら怖いので急いで友人宅に行きました。…まったく!自分から振っておいて不可解すぎ!」 そのあと彼とは、音信不通だったとのこと。実際に殺意を持って訪問されたりせず、本当によかった! あなたへのアドバイスは、「見かけだけで人を判断しない」ということ。無類のイケメン好きのようですが、ちょっと自粛した方がいいかもしれませんよ?彼の方でも、あなたの外見から入っています。言うなれば、お互いに〝都合のいい相手〟だったのかも…。 自分に婚約者がいても会ってくれる、健気な女性との浮気、というのが、彼の理想図だったかもしれません。でも、あなたの方にも彼氏がいる(実際には虚偽)ということで、つまらない気持ちになってしまったのでしょう。あなたの方でもなんとなく、そこに気づいていたようですね。 で、再度、彼は、理想の女性像をあなたに求めた…。けれども、また、あなたの方虚偽申告で彼氏がいると答える。ご都合主義のイケメン彼は、二度も自分の理想像を壊され、怒り心頭だったのかもしれません…。 それにしても婚約者さんがかわいそう…。